欧州でのディーゼル車の撤退・・・その理由とは?
こんにちは!
「富士市の洗車が自慢のガソリンスタンド」
井出信石油の井出幸輝です(^^)
先日(2018.5/7)の日経新聞電子版に「ディーゼル車、なぜ撤退相次ぐ?」という記事が掲載されていました。
記事によると各自動車メーカーが相次ぎ、欧州でのディーゼルエンジン車販売から撤退しているようです。
ディーゼルエンジンといえば?
ディーゼルエンジンはひと昔前ではトラックのイメージが強く、エンジン音が大きくて震動が激しく、黒煙を排出するイメージがありました。
ところが、最近のディーゼルエンジンは技術も進歩しており、静かな走行音で滑らかに走ることができます。
海外ではパワーがあり燃料費が低コストなディーゼルエンジンが数年前より主流となっていましたが、最近では国内でもマツダ車を中心にディーゼルエンジンの車が公道を走るようになりました。
ガソリンスタンドで給油をしていると、乗用車のディーゼル仕様も度々見るようになり、日本国内でもディーゼル車が馴染みのある車種になってきているように感じます。
欧州でディーゼル車がヒットする理由
実は、ディーゼル車は空気を高い比率で圧縮して燃焼させる熱効率がガソリン車よりも2~3割ほど高いそうです。
つまり、熱効率が高い分、二酸化炭素(CO2)の排出も少ない。故に、CO2に対する環境規制が厳しい欧州ではディーゼル車の人気が高く、乗用車販売の割合でディーゼル車が約半分を超えている時期もありました。
ところが、今回のディーゼル車撤退・・・。
一体、どのような理由があるのでしょうか?
ディーゼル車の撤退
ディーゼルエンジン車の課題は、窒素酸化物(NOx)といった粒子状物質(PM)や大気汚染物質が発生しやすいことにあります。
確かに欧州では、二酸化炭素(CO2)の排出が少ないことで、ガソリン車に比べて基準値では優位に立っていましたが、排ガス不正問題や大気汚染物質による健康被害への不安感から、消費者のディーゼル車離れが近年、起こっていると思われます。
また、電気自動車(EV)を中心とした次世代自動車開発の技術の進歩もあり、開発や研究の集中を目的にディーゼル自動車から、次世代自動車へとシフトする動きを見せる企業が増えているそうです。
まとめ
ガソリン価格の高騰や市場の変化などにより、最近ではガソリン車に変わる次世代エネルギーに注目が集まっています。
私としてはガソリン車に比べて低コストで給油ができ、パワーがあって走行音が従来よりも格段に静かになっているディーゼル車も国内シェア台数が高まっていることから、ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)に追随し、進歩していくものだと思っていましたが、少し雲行きが違ってきました。
今回の報道はディーゼル車の欧州での販売に関する記事でしたが、日本国内ではどうだろうか?
日本では、ディーゼルによる環境被害や不信感が現在そこまで高くないように感じます。
むしろ、クリーンディーゼルというフレーズもあり、ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)と同じように「低コスト走行ができて環境に優しい」というイメージが一般的にあるように思えます。
国内でのディーゼル車の動向に、今後も注目していこうかと思います。
参考資料:日経新聞電子版(2018.5/7)「ディーゼル車、なぜ撤退相次ぐ?」
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